はじめに
理系学生なら、ほぼ必ず一度はぶつかる悩みがある。
「学部で就職するべきか?それとも大学院へ進学するべきか?」
この選択は、人生の方向性を大きく左右する。
でも、周りの友達や環境によって“なんとなく”決めてしまう人も多い。
筆者である私も、まさにその一人だった。
悩んで、悩んで、悩み抜いた末に、ひとまず学部で就活を始めた。
しかし、就活は苦戦続き。
結果的に、内定を辞退して大学院へ進学するという、なかなか珍しい選択をした(しかも後期試験で)。
この記事では、なぜそんな経歴になったのか、その背景と、そこから得られた人生の教訓をまとめていきたい。「就職か進学か」で迷っている理系学生に、必ず届く内容になっているはずだ。
大学3年、就活を始めたけど何もかも浅かった自分
就活を始めた当時の状況
私が就活を始めたのは大学3年のとき。
ちょうど東日本大震災があった年だった(これを書くと年齢がバレてしまうが)
理系大学に通ってたけど、大学院進学なんて微塵も考えてなかった。
・周りの友達は誰も大学院に進学しない
・高校の同級生も進学予定者0人
・そもそも超アホ高校出身である
震災の影響で選考スケジュールがぐちゃぐちゃになる中、私は苦戦を強いられた。
苦戦した理由は”浅はかさ”だった。
今思えば、全部浅はかだった。
・理系なのに話せることがバイトとサークルだけ
・「周りが就職するから自分も就職しよ〜」というノリだけで企業選定にも自分の考えがない
・他の学生と差別化できる体験もない
面接官に全部見透かされてた。そりゃ内定なんて出ない。
中小企業から内定は出たけど、心が決まらなかった
内定は出た。でもモヤモヤが消えない
中小企業から3社内定が出た。
普通なら喜ぶところだけど、ずっとモヤモヤしてた。
モヤモヤの正体に気付いた瞬間
ある日ふと気付いた
┃人生をほぼ決める就職を“妥協”で決めていいのか?
高校受験も大学受験も第一志望に落ちた。
進学先も妥協。
ここで就職も妥協したら、人生全部妥協で決めることになる。
そう思った瞬間、就職を決断できなくなった。
親・教授・同期・彼女…全員が背中を押してくれた
親の言葉
親に相談したらこう言われた。
・大学院に行きたいなら行けばいい
・そんな気持ちで就職しても続かない
・ただし学費は奨学金を借りろ。お金は出せない。
この時点で覚悟は決まった。
大学教授の言葉
教授にも相談した。
「ぼくは君が今就職する理由がわからないよ。大学院に進学したら絶対もっと伸びるし、もっと大手に就職できる」
真剣な眼差しで答えてくれた。
上辺だけの言葉では無いのが伝わってきた。
研究室の同期
同期は一言だけ
「行こうぜ!大学院!」
良い仲間そして良いライバルに恵まれた。
当時の彼女の言葉
彼女にも伝えた。
就職したら同棲も考えていたが、それも延期になる。
「ごめん。就職しようと思ったけど妥協したくない。大学院に進学する」
彼女の返事はこうだった。
「院まで行くなら絶対に大手に行けよ!半端なところで妥協しないで!」
泣いた。普通に
大学院進学後、人生が一気に加速した
奨学金200万以上借りて覚悟を決めた
後期試験に合格し、大学院へ。
奨学金も200万以上借りた。
もう後戻りできない。
全部自分で決めて、限られた時間を使い倒した。
大学院では“自分で選ぶ”ことを徹底した。
・就活での武器を作るため、TOEICを死ぬほど勉強して高得点をゲット
・研究はあえて難しい企業案件を選択し、徹夜する日々にもめげずに完遂
・就活も戦略を立てて攻略
就活は戦略で勝った。
食品系の早期選考で筆記試験を突破し、
┃筆記が通る=狙う業界にも通る
これを早めに確定させて面接対策に集中した。
結果、学部の時から第一志望だった名のしれた企業から内定をもらい、妥協続きの人生にピリオドを打った。
まとめ:自分で選んだ人生は、どんな困難が来ても折れない
大学院に進学したことで、人生は大きく変わった。
TOEICを死ぬほど勉強し、難しい企業案件を選び、戦略的に就活を進めて、名のある企業へ入社できた。
でも、ここで伝えたいのは「大学院に行け」という話じゃない。
“妥協で人生を決めるな”ということだ。
自分で選んだ道なら、結果がどうであれ自責で考えられる。
他人のせいにしない。
環境のせいにしない。
選んだ自分を信じられる。
だから努力できるし、成長できる。
これは、就職してからの仕事のスタンスにも生きてくる。
大学院進学は、ただの進路変更じゃなかった。
「妥協で生きる人生を終わらせる」という決断だった。
そして——
あのとき「絶対に大手に行けよ」と背中を押してくれた彼女は、今の奥さんです。
妥協しない選択をしたあの日から、人生は本当に変わった。
この記事を読んでいるあなたがもし迷っているなら、
“どっちが正しいか”ではなく、
「どっちを選んだ自分でいたいか」を考えてほしい。
人生は、選んだ瞬間から変わる。


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